「新NISA」での資産運用はインターネット証券会社の活用を

先日、地元で初心者向けの新NISAセミナーを実施しました。
普段から相談者の会話の中でも新NISAが話題になります。
物価上昇が続いていることと、最近調整してますが今年に入ってからの株高が影響している様です。

セミナーも、私が担当するお客様や地域でご縁ある方に声を掛けたところ、ほぼ満席となりました。
多くの方が、まだNISA口座を開設してない、または開設したが商品は購入してないという方でした。
つまり、それまでほとんど資産運用をしたことが無かった人が、話を聞きに来たことになります。
そう考えるとこの新NISA制度、資産運用を広く普及させるには効果てきめんの様です。

そのため、今はそこら中の金融機関でNISA口座開設キャンペーンやセミナー等が実施されています。
ただし新NISAについては、インターネット証券会社を利用することを強くお勧めしています
具体的には、SBI証券・楽天証券など、店舗を持たない大手インターネット証券会社がお勧めです。
それには、インターネット証券会社ならではの理由があります。

 

人手を介さずいつでも取引可能

インターネットの証券会社は、とにかく人手を介しません。
口座の開設も、スマホやパソコンだけで手続きが完結します。
一定の書類が準備出来れば、郵便で書類をやり取りする必要すらありません。
免許証やマイナンバーカードはスマホで撮影すればOK、顔写真と併せて送信して、本人確認も終了します。わざわざ金融機関に出向く必要もありません。

取引の際も、夜でも週末でも、システムメンテナンス中以外の時間は注文が可能です。
自分の都合の良い時に取引をすることができるので、仕事をしている忙しい方にも便利です。
いつでもリアルタイムで自分の資産の残高が確認できるのも安心だと思います。

取引にかかるコストを下げることができる

長期分散投資を前提とした新NISAでの資産運用で大切なのは、いかにコストを掛けず運用するかです。
その点、インターネット証券会社は低コストで運用できる仕組みが整っています。
この点が、最も大きなメリットと言えるでしょう。

まずは、口座開設の手数料はもちろん、取引の手数料が広範囲で無料となっています。
特にSBI証券、楽天証券では、諸条件を満たせば、投資信託・株式・外国株式の取引手数料も無料です。
このように、徹底的にコストを削減するシステムが完成しています。

そして更に重要なのは、高コスト、つまり手数料の高い商品を購入しない事です。

新NISAでの資産運用は、投資信託を利用するケースが多くなります。
投資信託での取引には、購入時手数料、信託報酬、信託財産留保額等の手数料が発生します。
このうち、購入時手数料は投資信託を購入する際の手数料、信託財産留保額は解約する際に生じる費用です。
また、信託報酬は、投資信託を保有している間に生じる年間の手数料です。

インターネット証券会社で取引する場合、新NISA口座ではほぼすべての商品の購入時手数料は無料、信託財産留保額も無料の商品が増えてきました。
また、信託報酬については、特に新NISAつみたて投資枠で推奨されるインデックス投資信託は、年0.1%を切るような商品もあり、非常に手数料が低いです。

一方で、人手を介する金融機関では、購入時に手数料が発生します(無料の場合もあります)。
また、信託報酬の高い、「余計な商品」を提案されるケースも多いです
たとえば、販売手数料が3%・信託報酬が年1~2%という商品も多く存在します。
(ただしNISAつみたて投資枠に指定されるインデックス投資信託の信託報酬は0.75%以内)

そして更に、本来は長期間保有するのが良いのに、繰り返し売買を提案されるケースもあります。
売買を何度もすることで、金融機関は手数料収入を得ることができます。
今後特に新NISA口座では金融庁も監視を強めるとしているので、その様なケースも減るものとは思います。
しかし最初から人手を介さないインターネット証券会社で取引をしていれば、そもそもその様な心配はありません。
「余計な商品」に関わることなく、安心して運用することができます。

自主的な資産運用につながる

自分で取引することが、自主的な資産運用につながるという点もメリットだと思います。
もちろん、金融商品の運用に関しては自己責任が原則です。
とは言っても、金融機関や他人の勧められるままの商品を購入してしまう事もあるでしょう。

しかし、インターネット証券会社で運用をしていると、自分で納得した商品を購入するというケースが多くなると思います。これが、自主的な投資につながってくると思います。
また、仮に損失を被ったとしても、その理由を分析し次回に生かすことができます。
他人のせいにすることもありません。
そのため結果的に、運用のスキルも上がっていくように思います。

自主的と言っても、投資信託による長期積立投資は、特に高度なスキルを必要とする場面はありません。
金融機関や他人の意見は参考に、自身の判断で続けていくことが大切だと思います。

自主的な資産運用では、目論見書をよく見ること

大切な資金、自分の資金がどこに、どの様な方法で運用されているのかを把握する事は大切です。
投資信託で運用の場合、必ず確認をしたいのは、「目論見書(投資信託説明書)」です

目論見書には、その投資信託の特色や運用方針、運用先、投資リスク、手数料など、重要な情報が満載です
インターネットの証券会社で投資信託を購入するときでも、目論見書を見たとチェックする必要があります。

ここに一例として、SBI証券で2024年4月22日~26日の販売実績ランキング1位、
三菱UFJ国際投信の、「eMAXISS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」の投資信託説明書(交付目論見書)をご紹介します。

この目論見書、一見難しそうなので、よく見ずにチェックだけしてスルーしてしまいそうです。
しかし、自分の投じた資金が、どの国にどの程度、あるいはどの会社に、どの様な方針で運用されているか。
あるいは、手数料がどの程度引かれているのか..実際見てみると、意外に分かりやすく書かれています。
これは、本来であれば知っておきたい情報ですよね。

目論見書は目を皿のようにして隅々まで読む必要はありません。
重要な部分だけをチェックして、自分の資金がどのような形で運用されているのか、最低限認識しておいていただきたいと思います。
そうすることで、腹に落ちた投資を長く続けることができると思います。

インターネット証券会社で、じっくり長期の資産運用を

このように、インターネット証券会社で運用をすることには、様々なメリットがあります。
確かに、口座の開設や初回の購入商品の選定など、最初は面倒な部分があるかも知れません。
しかし、それさえ乗り越えれば、その後マメにチェックする必要もありません。
年に数回程度、運用成果を確認する程度で良いでしょう。
それを長期間継続する事で、ゆっくりと成果が表れてくると思います

新NISA制度の開始は、自主的な資産運用を始める絶好のチャンスです。
金融機関の窓口に頼るのではなく、是非自分で、インターネット証券会社で口座開設を進めてみてください

なお、当オフィスでは、インターネット証券会社で資産運用をスタートする方のためのサポートプランもあります。
そちらでは原則インターネット証券会社を利用した資産運用をお勧めしています。
最初だけ相談料は発生しますが、その後長く続く資産運用がより納得感の高いものになると思います。
ご興味あれば是非お問合せ下さい。

なお、今回はインターネット証券会社のメリットについてお伝えしました。
新NISA制度の活用法や注意点などについては、今後随時まとめて行きたいと思います。

 

※記事の中で特定の証券会社・特定の投資信託商品について記載がありますが、投資は自己責任において実施してください。

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