あけましておめでとうございます~今年の動きと抱負について
あけましておめでとうございます。新たな年の仕事始めを迎えました。
このお正月は、個人的には、普段と変わらないお正月に戻り、初詣にも行き、昨年会えなかった親類にも会え、普段通りに近いお正月を過ごすことができました。
私の行く初詣の神社にも、一昨年の半分~7割程度ですが、参拝客が戻ってきたように思います。
ところで、この神社のおみくじがリニューアルされており、私が引いたのは「素直大吉」という変わったものでした。
聞いてみると、「素直大吉」は隠しみくじと言って特殊な物のようです。また、通常の大吉だけでも、「上大吉」「大大吉」「大吉」「向大吉」「末大吉」「半大吉」と数種類あるとのことです。神社もコロナ禍の中、工夫を凝らしていて面白いですね。
ちなみにFPとしては仕事運・金運が気になるのですが、仕事運は「楽観しないこと」、金運は「清貧に過ごしましょう」と、大吉の割には厳しめな内容です(汗)。いずれにしても、自分に素直に過ごしていきたいと思います。
一方世の中は、一昨年~昨年と新型コロナに翻弄され、ようやく落ち着いて年を越せると思った矢先、新たなオミクロン株が広がりを見せるようになりました。
しかしそこは、これまで何回も乗り越えてきた危機、しかもワクチンも多くの方が接種済という状況です。
年末年始こそ人流が増え、これからその影響が出そうですが、幸い私たちの周囲でも、基本的な感染対策は徹底されているように思います。
3回目のワクチン接種や、経口薬なども開発されています。コロナが無くなることはなくても、今年中には恐れなくて済む病気になることを願いたいと思います。
そのような状況で迎えた2022年、今年はFPとして新たな活動が出てきそうです。
決まっている事、これから動いていくこと、そして抱負と併せて、今年の動きをお伝えしたいと思います。
○日本FP協会「くらしとお金のFP相談室」相談員に就任
今年は1年の任期で、日本FP協会が実施している「くらしとお金のFP相談室」の相談員に就任します。
この相談室は、FP相談をより多くの方に体験いただこうと、日本FP協会が実施している無料のFP相談室で、東京・大阪など全国8か所の支部で実施されています。
東京地区では、1回50分の相談枠を1日3回、週に3日(原則水・木・金)実施します。なお、現在は週に1回(原則木曜日)オンライン相談で運営されています。なお、私が相談員として担当するのはおおむね月1回程度です。(相談員の指名はできません)
昨年までは相談補助員として多くの方のお話を伺いました。短い時間で多くのテーマについてお話しするのは大変でしたが、それでも、話を聞いてもらえてよかった、問題解決の糸口が見えたといった声を多くいただくことができました。
また、こうした相談室にお越しになる方はごく一部で、多くの方はこうした相談の機会がないまま過ごしているんだなということも実感し、より多くの方にこうした機会を持っていただきたいと感じました。
こちらの相談予約は相談希望日の60日前午前10時から協会HPで受け付けています。受付開始後すぐに予約が埋まってしまう事が多いようですが、先の予約にはわずかに空きもあるようです。詳しくは協会ホームページをご参照ください。
私もこうした機会を通して、多くの方にFP相談のメリットを伝えていきたいと思いますし、また1人でも多くの方のお悩みや問題を解決できる機会をご提供していきたいと思います。
○より相談テーマを幅広く、内容の充実を目指し、専門家連携を強化
今年はこれまで以上に専門家連携を強化します。
FPの相談は幅広い分野にわたります。特に新型コロナの問題が発生してからは、国や自治体にもこれまでの制度が変更になったり、新たな制度が導入されたりということも非常に多くなりました。私だけでは情報更新が追い付かず、各分野の専門家のサポートは必須のものとなっています。
これまでも、例えば税金関連のご相談は税理士さんにおつなぎしたり、遺言を書きたいというご相談には行政書士さんを紹介したりといった、士業の方々との連携でご相談に対応していました。
今年はこの体制をさらに強化し、地元の横浜・川崎地域中心になりますが、士業の皆様とタッグを組み、より幅広いご相談に、専門的に対応できる組織作りを計画中です。
この様な組織を作ることで、法律的にFPは対応できない税金の申告や不動産の登記、後見人や信託の業務等も、同じチームで対応することができます。また、実際手続きに至らないご相談でも、専門家の意見を聞きながら対応させていただくことができます。
専門家との連携強化チームを作ることで、スムーズに問題に対応できるうえに、相談者側も、見ず知らずの方にお願いする不安が無くなるのではないかと思います。
具体的なスキームは現在作成中ですが、活動がスタートする際には改めてご報告させていただきます。
もちろん、現段階でも専門家の方と連携して業務を行っていますので、こんな事相談できるのかといった点についても、まずはお気軽にご相談ください。
○相続や終活サポートのイベントやセミナーを実施
これは先ほどの専門家連携にも関連しますが、相続や終活サポートの活動に力を入れていきます。
終活関連では、2018年より「終活サポートワンモア」という専門家連携のチームの運営に関わっています。
このチームでは、相続・介護・葬儀・供養などの終活の問題にとどまらず、例えば旅行、スポーツ、芸術、その他趣味全般にわたる健康的・文化的な活動を通して、より多くの人に終活に関心を持っていただくことを目的に、様々なセミナーやイベントなどの活動をしています。
新型コロナの影響で多くの活動を休止していましたが、今後は小規模なイベントからスタートしていく予定です。
FPとしても、超高齢化社会を迎えるにあたり、相続や老後のライフプランなど、多くの人が抱える問題を、こちらでの活動を通じて啓発していくことができればと考えています。
活動の詳細については、「終活サポートワンモア」のホームページにご案内いたしますので、併せてご確認ください。
FPが社会のインフラになることを目指して
以上、今年見込まれる具体的な動きのお知らせでした。
もちろん通常の相談業務についても、より多くのご相談をいただけるよう、ブログの発信やセミナーの開催などを充実させていきます。
FPの取り扱うテーマは、インターネットやSNSでも様々な情報が交錯しており、何が正しいのか、何が自分に合っているのかを判断するのが難しい状態です。
また新型コロナの問題が発生して以降、社会の変化のスピードも加速しています。テレワークもキャッシュレス決済も、あっという間に浸透しましたね。インターネットでの資産運用や暗号資産なども、これから益々広がりを見せそうです。
こうした中、相談者のお話をしっかり伺い、適切なアドバイスをするFPの存在はますます重要になると認識しています。
FPが頼りになる存在だと認識していただき、いずれは社会に必要なインフラだと感じていただけるような時代が来るよう、これからも活動していきたいと思います。
・・・と、抱負は数年先の未来図になりましたが、まず今年は素直に、楽観せず、清貧に暮らしながら、目の前の仕事に取り組みます。今年もよろしくお願い致します。