歯科検診に行ってきました

今回は急に日記みたいなタイトルになりました。

先日、仕事の訪問の合間に、いつも通っている歯医者さんで定期健診とクリーニングをしてきました。
この歯医者さんには大体年に3~4回、定期的に通っています。
おかげさまで今のところ虫歯もなく、歯茎なども健康に保たれていると言われ、安心しました。

 

歯の健康は生活の質(QOL)に大きく影響します

さて今回、歯の定期健診の話を取り上げたのは、歯の健康が、将来の生活の質(QOL)を大きく左右することになるからです。

QOLとは、その人の「生活の質」をさします。自分がいかに健康で、生きがいを持って満足した生活ができているかという点を評価する考え方です。

歯はご承知の通り、食べ物を最初にかみ砕き、消化しやすくする大きな役目があります。
健康な歯があるおかげで、おいしい食事をして、スムーズに消化して、栄養を取ることができ、引いては健康な体を維持することができます。

歯の健康は体全体の健康に影響してくると言っても過言ではありません。その様な大切な歯を、できるだけ長い間使えるように保ち続けられるようにすることは、QOLを保つうえでも、大切な要素になってくると思います。

厚生労働省では、80歳まで20本以上の歯を残そうという8020運動を推進しています。この8020達成者は、平均年齢が上昇していることもあり、平成5年は10%程度だったのが、平成28年は50%を超えてきたとのことです。

これはもちろん歯科治療を積極的に受けるようになった点、普段から歯を磨く習慣がついた点などがあげられると思います。8020達成者の拡大は、おいしい食事を食べる・健康な生活を送るというQOLの向上にもつながっていて、更に平均寿命の長寿化もつながるという好循環が生まれてくるのではないかと思います。

しかし、平成28年の調査結果によると、20歳以上で歯科を受診した人の割合は、ようやく50%を超えた程度という事です。

歯科に行くのは、健康保険の安い高齢者の定期健診であったり、虫歯や歯周病になって受診する人が多いと思います。
高齢者以外で、虫歯などの理由ではなく、定期的に歯科検診を受けている人の割合は、おそらく2~3割にとどまるのではないでしょうか?更に多くの方が定期的に歯科検診を受けても良いのではないかと思います。

 

歯の定期健診の費用対効果

昨今では、虫歯になる人は減ってきているそうですが、歯周病の患者数はほとんど減っていないそうです。

歯周病はプラークと言われる歯の垢から細菌が増殖し、歯茎に炎症を起こす病気で、痛みを伴わないケースもあるので、発見が遅れることも多いようです。歯を失う原因は虫歯より歯周病であるケースが多く、そういう意味でも、定期的な検診でプラークや歯石を除去することが大切になってくるという事です

定期検診やクリーニングの費用は、内容にもよりますが、保険適用で1回2000~3000円程度でしょう。全ての歯を一度に出来ないかもしれませんが、年数回行ったとしても、年間1万数千円の出費です。

歯を失って、インプラントや金属の歯を挿入する費用の事を考えれば、さほど高い費用ではないでしょう。また、おいしく食事ができなくなったり、消化器官に影響してくることを考えたら尚更です。

高齢になってからもQOLを保つことができるのであれば、負担する価値のある費用になると思います。

 

健康寿命を延ばす努力も忘れずに

会社の定期検診は義務化されていますので、多くの方が毎年受診されていると思いますが、歯科検診に関しては、忙しい合間に時間を取っていく人は少ないのではないでしょうか?
多くの人が、歯に痛みが出たり、血が出てきたりしてようやく歯医者に行くというケースが多いのではないかと思います(実際以前の私もそうでした)。

しかし、長い人生、いつまでもおいしく食事をして健康に過ごすためには、自分の体のメンテナンスにかける費用は、削るべきではないでしょう。普段から節約とか資産運用という話をしていますが、将来のQOL向上のための費用はしっかり確保するべきです。

いくら資産寿命を延ばす努力をしても、健康寿命が縮んでは本末転倒です。
健康寿命を延ばすために必要な時間・費用もしっかり確保して、QOLの良い状態で歳を重ねていきたいですね。

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